
「健康保険の切り替えをしたいけど、書類はなにが必要だろう?」
「簡単な切り替え手続きのやり方を教えてほしい。」
退職や扶養の関係で健康保険の切り替えが必要なケースが度々ありますが、「必要書類が分からない」「手続きがややこしい」などの悩みを感じている人も多いのではないでしょうか?
しかし、あなたが感じている健康保険の切り替えを簡単にする方法があるとすればと知りたくなりますよね。
この記事では、健康保険の切り替えを5回以上経験したライターが
- 3分で解決する健康保険の切り替え手続き
- 徹底解説!保険切り替えの必要書類
について、詳しくご紹介しています。
記事を読み終わるころには、今すぐに役所に行っても申請が受理されるようになっているので是非チェックしてくださいね!
保険料が数十万も違う!?あなたが得する保険はコレ!

「健康保険の切り替えが必要になったんだけど、どの保険でも同じですか?」
答えは、各保険にはそれぞれのメリットがあり、場合によったら年間で数十万円も変わってくるケースがあります。
基本的に会社勤めの人は会社の健康保険(社会保険)に加入していますが、その他のフリーランスや主婦の人は、自分で健康保険を選ぶ必要があります。
では、社会保険の他にどのような保険があるか知っていますか?
それは、
- 国民保険
- 任意継続保険
- 被扶養者保険
この記事では、この3つの保険から『あなたの条件に一番合う保険の選び方』を中心に解説していきます!
そもそも3つの保険が「どんな保険なのか」や「詳しいメリット・デメリット」はこちらの記事で紹介しています。
① 国民健康保険
まず最初にご紹介するのは、『国民健康保険(通称:国保)』です。
国保とは、基本的に個人事業主やフリーランスの人などの自営業者が加入する健康保険で、退職後にしばらく会社勤めをしない人が一時的に入るケースも多い保険です。
国民健康保険のチェックポイント
国保を選ぶ時には、『自分に減免処置が適用されるかどうか』を必ずチェックしてください。
具体的には、会社都合で退職した人はそれを証明する書類(雇用保険受給資格者証など)を役所に提出すると減免対象となります。
また、保険料が前年度の収入で決まるので、今年の収入が減ると来年の保険料も減るケースは多いです。
健康保険② 任意継続保険
健康保険の切り替えが必要な人の理由や条件はさまざまです。
なかでも、前勤務先の健康保険で手当を受けていた人におすすめするのが『任意継続保険』です
任意継続保険とは、前勤務先の健康保険に『任意』で『継続』するか選べる保険です。
ですので、前勤務先の手当も引き継げるのがメリットです。
任意継続保険のチェックポイント
任意継続保険では、前勤務先の保険の手当などを引き継げる可能性があります。
もちろん保険組合によりますが、国保にはない手当なども対象となるケースもあるので、該当する方は調べてみる価値があります。
※任意継続保険は前勤務先の保険組合や内容により大きく異なるので、必ず担当者に問い合わせしてくださいね。
健康保険③ 被扶養者保険
被扶養者保険を簡単に説明すると、被保険者(保険料を支払う人)の保険条件を被扶養者(保険料が免除される人)に適用できる健康保険です。
規定以下の収入の人は、ご自身が被扶養者になれる可能性があるのでぜひ調べてみましょう!
被扶養者保険のメリットはもちろん、保険料や年金を支払わず同様の手当を受けられること。
デメリットは、扶養内に入るには多くのルールと証明が必要な事です。
被扶養者保険のチェックポイント
扶養内に入るには収入や被保険者との続柄の証明などの証明をする必要があります。
扶養に入る為に必要な書類については、下記で詳しく解説しています。
また、最新の扶養条件については、お住まいの自治体に問い合わせが必要です。
被扶養保険は健康保険料が免除なる分、ルールも複雑です。(国保は扶養の制度がないなど)被扶養保険の注意点などをまとめた記事を作成しました。
経験者が教える!あなたが選ぶべき健康保険【比較表あり】
「各保険の違いはよく分かったのですが、必要書類についても教えてほしい」
そんな方のために
・各保険の「申請期限」「必要書類」「申請方法」を比較
・必要書類を覚えやすく変換する方法
上記を中心に、各保険の必要書類について詳しくご紹介していきます!
あなたが選ぶべき健康保険 比較表
下記が健康保険の切り替えを考えている方への『あなたが選ぶべき健康保険 比較表』になります。<クリックすると拡大できます。>

表を見ても難しい漢字がならんでいて、余計に申請がめんどうと感じてしまった人がいるかもしれません。
ただ、そんな人でも簡単に、あなたが必要な書類を理解できる方法があります!
失敗しない申請方法!?キーワードは『収入証明』

「比較表を見ると各健康保険の違いは理解できるけど、聞いたことがない言葉が多くて難しい。」
そんな方のために、各健康保険の必要書類を簡単に理解できる方法をご紹介します。
それは「必要書類」と書かれているところを『必要証明』と変換するだけです。
それだけで、「なぜ、その書類が必要なのか」「何を証明する書類を求められているか」が手に取るように分かってきます。
具体的には、「保険資格喪失証明」だけ見ると何の書類かは分かりづらいですよね。ただ「健康保険が2重になっていないか?」を証明する書類だと分かると、書類の意味を見えてきます。
この方法は、よくありがちな『自治体によって書類が違う』ケースでも、簡単に対応できるのが大きなメリットです。
健康保険①: 国民健康保険
早速、国民健康保険から順番に見ていきましょう!
難しく感じていた必要書類も『必要証明』として考えるだけで、内容が簡単に把握できますよね!
健康保険②:任意継続保険
続いては、任継続保険の必要証明になります。
任意継続保険は前勤務先の組合や保険の内容によって、対応が大きく異なります。
申請書だけで良いケースもあれば、被保険者が書類を送付することで保険発行をスムーズにするルールにしている場合もあります。
ただ、扶養家族がいる方は、被扶養者さんの証明も必要となるケースがほとんどです。
また、任意継続保険の場合は郵送での対応がほとんどですので覚えておきましょう!
健康保険③:被扶養者保険
最後に被扶養者保険の必要証明はどんな内容でしょうか?
見て分かるように、被扶養保険は他の健康保険より証明する書類が多いのが特徴です。
これは、保険料が免除になる保険だからです。
保険料が免除になるので複雑なのは当然ですが、あらかじめ何の証明かを理解していれば、驚くほどスムーズに手続きが完了します!
申請時の注意
健康保険の切り替えで注意していただきたい点は、「自治体や組合により対応が異なる可能性がある」「常にルールは改定される」の2点になります。ですので、申請が2回目以降という人も必ず問い合わせすることをおすすめします。
※また、現在はコロナ禍の影響で変更になっている可能性があります。
完全解決!なぜ行政の手続きはややこしいのか?

「なぜ、こんなに行政の手続きはややこしいのか?」
結論から言うと、「申請を受理する基準は同じなのに、自治体や組合により書類の名前やルールが少しずつ違う」からです。
具体的には、健康保険の切り替えには前健康保健が失効した日の証明する書類が必要ですが、ある自治体では「離職証の提出」で済むのに、違う自治体では「前職場の保険喪失証明」が証明の基準となることがあります。
役所に行く前にネットでちゃんと調べて行ったのに「そんな名前の書類はない」と言われて、家に帰って再度しらべたら、呼び方が違うだけだった。
という事がないように、申請前には必ず、担当窓口に問い合わせすることをおすすめします。
まとめ
行政関連の資料はとても難しくて複雑に感じてしまいますよね。
ただ、申請書の名前を覚えなくても良い!とまでは言いませんが、覚える必要があるかは疑問です。
先ほどもお伝えした様に、「なぜその証明が必要か」が重要だからです。
また、問い合わせをする時は「〇〇の申請が受理されるには、〇〇の書類で問題ないですよね」と、具体的な書類名を出す方法がおすすめです!
最後に、今回ご紹介した「「会社勤めでない人が選ぶ健康保険 比較表」」を再度記載しておきます。<クリックすると拡大できます。>
