山羊座の世界

もくじ

山羊座の性格傾向

弱さを見せ(れ)ない、メリットを求める、野心家、成長意欲が強い、責任感が強い、継続性がある
計画的、地位を守りたい、信頼感がある、忍耐強い、現実志向、秩序と規律を重んじる、堅実

山羊座の背景

僕が、これまで鑑定をしていて
「私、山羊座です。イェーイ!」という人に
会った記憶は、ほとんどありません。

たしかに、
「山羊座の性格」などの本を読んでみると、
「真面目」「成果を求める」「頑固」「計画的」など
少し地味なイメージというか、
「長所は長所なんだけど…」と思ってしまう
山羊座の人の気持ちが、わかります。

ただ、山羊座は
実は、とても「神秘的でユニーク」な星座です。

「わたし、山羊座かよ…」と思われている
山羊座のあなたも、
「ちょっと、山羊座いいかも!」
思ってもらえるはずなので、
この記事を最後まで、読んでみてください。



山羊座の性格傾向に
必ず書かれている「2つのキーワード」
それは、
「野心家」「堅実」。

僕が星読みを始めた時は、
相反するこの2つの性質を
なかなか掴めずにいました。
(「というか、この時代に野心家ってなに…?」って
いつもなってた。笑)

結論から言うと、
山羊座の野心とは「遺すこと」。

特に、「地位」「お金」「記録」など
みんなが見てわかる成果で、
「この世界に、私の生きている爪跡を残す」。
これが、山羊座の野心です。

これは、射手座で
「この世界(宇宙)の叡智」に触れ、
その後を任された山羊座は、
その思想や創造の痕跡を
「この世界(地球)に遺す」役割が、あるからです。

山羊座の人の、
「成果を求める」姿勢
「責任感」
「厳しい一面をもつ」
という性質は、
ここから来ています。

この特徴は、
「日常生活」や「恋愛」でも表れます。

山羊座の恋愛は
意外と「熱い」です。

それは、
憧れの人や好きな人の中に
「自分の存在を残したい」
この一心でアプローチするからです。

特に、
状況が追い込また時の「“遺す” エネルギー」は、
「野心家」の姿、そのものです。

「射手座の背景」でも書きましたが、
山羊座は「上半身・山羊」「下半身・魚」という
とても特殊、且つ神秘的な姿をしています。

この姿になった背景には、
山羊座の神話が関係しています。

山羊座の神話

山羊座のモデルは、
羊飼いの神「パン(パーン)」。

天上の神々は、オリンポスから降りてきて、
ナイル川で宴会をしていました。

しかし突然、
半神半獣の怪物「テュフォン(ティポン)」が現れ、
宴を楽しんでいた神々は慌てふためき、
天上へと逃げ帰ります。

パンも同様に
魚の姿に化けてナイル川に飛び込んだのですが、
急ぐあまり
「下半身は魚、上半身はヤギ」という姿になった。


山羊座の
「失敗した姿を見せられない」
「予期せぬ出来事に弱い」
一面は、
この神話からも伺えます。

さらに、
この物語には「サブストーリー」があり、
この時に、
「アフロディーテ(ヴィーナス)」と、その子ども「エロス(キューピッド)」も
魚の姿になってナイル川に逃げ、
「魚座」は、その姿を描いたもの、
とされています。

山羊座と魚座は、
どうも「深い関連がある」
そう感じます。

「魚座」
相手と自分の気持ちを
「溶け合わせる」性質をもっており、
時折、その性質が
「極度な受け身」や「依存」として表れます。

その「魚座」を
下半身に持っている山羊座は、
その魚座の「弱さ」を知っているのです。

その弱さがあると
自立できないのです。

だから、
その分「強くあろう」とするのです。

山羊座は「厳しさ」をもつ星座です。
でも、その性質が一番強く向く矛先は
「他人」でななく
「自分」なのです。

それは
「人の感情の危うさ」を知っていて
それでも、「任された責任」を果たし、
「この世界に生きた証を残す」役目からくる
山羊座の「優しさ」なのです。

さらに、
ホロスコープの一番上(天頂)に
位置する山羊座の視点は、
「わたし」を超えた「わたしたち」です。

山羊座の人が言う「わたし」には
必ず「わたし以外の誰か」
含まれています。

その「わたしたち」を共有できないときは
1人で「わたしたち」を背負う。

その山羊座の人の姿を見ると
「ありがとう」
そう伝えたくなるのです。

最後に、山羊座のあなたへ一言。

山羊座のあなたへ

知っていますか?あなたが笑う。それは、わたしたちのエネルギーになっている。」

このように、
各星座の性格傾向や相性には、
”そうなる理由”が必ずあります。

その秘密を、
神話や星座の順番、カテゴリー(区分)、星座のマークなどから
読み解く。
あなたの性格やあの人の行動の
根源を見つけることは、星読みの一番の醍醐味です。

「覚える」のではなく、繋がる」
「ここがダメ」ではなく、「よく、頑張ったね」。
「当たる!」ではなく「なんで、そこまでわかるの!?」

それが【モルマルの星読み講座】です。

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